働く人のための、健康診断の活用法とは?

監修: こころとからだの元氣プラザ  統括所長 及川 孝光
(元氣プラザだより:2014年9月号更新)

 

働く人のための、健康診断の活用法とは?世界的に見ると、日本の健康診断のしくみはとても恵まれた制度といえます。働く人には労働安全衛生法で健診が義務づけられており、自己負担なしで受けられます。また、40歳以上の人が受ける特定健診では、国民に健診の受診が義務づけされています。

健康状態をチェックする制度がここまで手厚く行われているのは、海外ではまず考えられません。日本は世界有数の長寿国です。そこには健診制度で、健康を守るしくみをつくり上げたことも影響しているかもしれません。

一方、義務づけられていることで、「受ける」ところまでで「義務を果たした」ということになり、結果的に「健診結果を見ていない」ということになりがちです。これでは健康診断を自分のこととして真剣に考えられず、活用されずに受けっぱなしになってしまうことになります。健診をご自身の健康管理の「きっかけ」としてとらえ、「自分のために受ける」という意識改革をしましょう。

仕事と同じように、目標と計画を立て、自分から積極的に行動に移してみてください。
例えば、「夜は洋食でなく和食にする」「食前・食後に体重計に乗る」など、自分なりに工夫してみましょう。無理せず、できることから始めてみてください。

業態の変化や勤務形態の多様化などで、同じ会社に継続して勤務しない人も増えています。別の会社に転職などをした場合に健診結果の推移を把握できるのは、本人しかいません。個人個人が自分の健康状態を熟知する意識をもてば、どこに行ってもそれを活用して健康を守ることができます。

また、職場全体で見ても、健康管理をきちんと行うことは業務効率の向上に直結します。従業員が健康であればモチベーションが上がり、職場が活性化し業績も上がっていくはずです。「健康経営」という視点です。
従業員には「自分で健診をポジティブに活用する」、経営者には「健診を会社としての活性化につなげる」、この2つが大きなメッセージです。個人も会社も健康に投資すれば、必ず見返りがあるということです。
健診を、仕事で結果を出すための、投資の手段として活用してみてはいかがでしょうか。

((株)社会保険研究所『さわやか』2012年春号より改編)

 

<関連リンク>
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