適正体重を維持するコツとは?

医療法人社団 こころとからだの元氣プラザ
統括所長 及川 孝光
(元氣プラザだより:2014年4月号更新)

肥満は糖尿病や心臓病、睡眠時無呼吸症嫉群などさまざまな病気を引き起こす要因になります。特に糖尿病は、欧米人と比較して日本人は軽い肥満で糖尿病にかかりやすく、その意味で日本人は肥満に弱い民族だといえるでしょう。

適正体重を維持するコツとは?問題は多くの人がこうした知識をもっているにもかかわらず、肥満を改善するための行動をなかなか実行に移せないことです。厳しい業務で食事がストレス解消の手段になっている人が好きなものを制限するのは難しいでしょうし、残業や夜勤でどうしても不規則な食生活になってしまう人もいるはずです。

運動する時間があれば休みたいという人もいるでしょう。仕事のストレス、業務の状況が肥満に関係しているという意味では、根本的には労働環境そのものを見直すことから始めなければいけないのかもしれません。

とはいっても労働環境の見直しは会社の考え方次第という側面もありますから、健康を守るためにはまず自分のできることをとにかく始めることが大切です。「頭で考えるよりアクション」です。

アクションの第一歩としては、だれでもできて簡単な体重測定がお勧めです、体重にはそのときのライフスタイルが明確に表れます。急に太ったりやせたりの大幅な体重変動は生活状況に何か問題があるということなのです。減量をするときは、1か月に1~2kg減のゆっくりとしたペースで行ったほうが良いでしょう。

食事は1日でなく1週間単位で考えてみましょう。週の前半で食べ過ぎた時は、後半にご飯を減らす、和食にする、などと調整すれば、気持ちの負担も軽くなります。

また、生活の中で体を動かす機会を大切に。「運動する時間がない」ではなく、運動する時間を探してしまうのです。たとえばエスカレーターやエレベーターを使うのは、踏段を使った運動の機会を逃したということで、もったいないと考えるとよいですね。

無理せず、焦らず、ゆっくりと。「ガチガチに細かく厳しく」ではなく、アバウトでも生活の楽しさを失わずに行うことが適正体重を維持するコツです。そのうえで同僚や家族と一緒に習慣にできれば完壁。気がつけばみんなの体調がよくなれば大成功です。仕事の効率も上がることは間違いありません。適正体重の維持を会社全体や家族の大きな目標のひとつにしたいものです。

( (株)社会保険研究所『さわやか』2012年秋号より改編 )

 

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ご精読ありがとうございました!

 

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